公共性のエートス

三宅雪嶺と在野精神の近代

公共性のエートス
著者 長妻 三佐雄
ジャンル 哲学・思想・宗教
シリーズ 世界思想ゼミナール
出版年月日 2002/11/20
ISBN 9784790709633
判型・ページ数 4-6・288ページ
定価 2,750円(本体2,500円)
在庫 絶版

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権力に相対し、他者に開かれて新たな秩序と安定を模索する公共性、同時に現代人に安らぎと「生」の肯定をもたらす公共性は存在しないのだろうか。そのような個性を活かす空間を、三宅雪嶺をはじめとする近代の在野思想家の営為の中に探る。

第一章 三宅雪嶺の福沢諭吉観
 学問と政治の関連を中心に
第二章 三宅雪嶺の維新史論
 「勢」・「公議輿論」・キーパースン
第三章 三宅雪嶺における「個」と「公共性」の問題
 日露戦争後の時論を中心に
第四章 『日本的性格』前後の長谷川如是閑
 その伝統観と「日本文化論」を中心に
第五章 中井正一における「抵抗」の問題
 滝川事件から『土曜日』まで
補 論
 「委員会の論理」についての覚書
●関係略年譜  ●主要参考文献
●あとがき  ●索引

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