視覚のアメリカン・ルネサンス
広くヨーロッパの伝統をふまえながら、ポーからウォートンにいたるアメリカン・ルネサンス期ならびにその前後の時代の作家たちと、建築・絵画・紋章・演劇など広義の視覚芸術との関係をさぐり、想像力を通してことばと図像の戯れを読み解く。
まえがき[入子文子]
第一部 ヨーロッパ・ルネサンスの伝統とアメリカ文学
第1章 小さな赤い手 ― 〈あざ〉の図像学[入子文子]
第2章 挿絵は誰に何を見せるか ― ホーソーン『おじいさんの椅子の全歴史』の場合[水野眞理]
第3章 リチャード三世の身体とアメリカン・ルネサンス[常山菜穂子]
第二部 アメリカン・ルネサンスの時代
第1章 超絶時代のフィルム・ノワール ― エミリー・ディキンスンの形見函[巽 孝之]
第2章 ポーと新たなサブライムの意匠 ― ナイアガラ・スペクタクルから暗黒の海へ[伊藤詔子]
第3章 エマソン的〈視〉の問題 ― 『自然』(一八三六年)再読[野田研一]
第4章 ホーソーンとコール ― モラル・ピクチャレスクな風景[城戸光世]
第5章 ことばの画家ホーソーン ― 視覚芸術との出会いと展開[大杉博昭]
第6章 メルヴィルの美学の変遷[島田太郎]
第三部 ポスト・アメリカン・ルネサンスの時代
第1章 劇作家ヘンリー・ジェイムズ[水野尚之]
第2章 視覚文化のモダニズム ― ヘンリー・ジェイムズにみる写真と言語テクストの邂逅[中村善雄]
第3章 マーク・トウェインの旅行記と絵画 ― 『赤毛布外遊記』におけるヨーロッパと「オリエント」[里内克巳]
第4章 月夜と黄昏のコロセウム ― ポーからウォートンまで[武藤脩二]
あとがき[武藤脩二]
索引
第一部 ヨーロッパ・ルネサンスの伝統とアメリカ文学
第1章 小さな赤い手 ― 〈あざ〉の図像学[入子文子]
第2章 挿絵は誰に何を見せるか ― ホーソーン『おじいさんの椅子の全歴史』の場合[水野眞理]
第3章 リチャード三世の身体とアメリカン・ルネサンス[常山菜穂子]
第二部 アメリカン・ルネサンスの時代
第1章 超絶時代のフィルム・ノワール ― エミリー・ディキンスンの形見函[巽 孝之]
第2章 ポーと新たなサブライムの意匠 ― ナイアガラ・スペクタクルから暗黒の海へ[伊藤詔子]
第3章 エマソン的〈視〉の問題 ― 『自然』(一八三六年)再読[野田研一]
第4章 ホーソーンとコール ― モラル・ピクチャレスクな風景[城戸光世]
第5章 ことばの画家ホーソーン ― 視覚芸術との出会いと展開[大杉博昭]
第6章 メルヴィルの美学の変遷[島田太郎]
第三部 ポスト・アメリカン・ルネサンスの時代
第1章 劇作家ヘンリー・ジェイムズ[水野尚之]
第2章 視覚文化のモダニズム ― ヘンリー・ジェイムズにみる写真と言語テクストの邂逅[中村善雄]
第3章 マーク・トウェインの旅行記と絵画 ― 『赤毛布外遊記』におけるヨーロッパと「オリエント」[里内克巳]
第4章 月夜と黄昏のコロセウム ― ポーからウォートンまで[武藤脩二]
あとがき[武藤脩二]
索引