現代文化人類学の課題

北方研究からみる

現代文化人類学の課題
著者 煎本 孝
山岸 俊男
ジャンル 人類学・民俗学
出版年月日 2007/03/10
ISBN 9784790712572
判型・ページ数 4-6・250ページ
定価 2,090円(本体1,900円)
在庫 在庫僅少

この本に関するお問い合わせ・感想

地球規模で進行する急激な変動の時代、北方文化を語ることは、単なる地域研究の枠を超えて、人類学が抱えている普遍的課題に立ち向かうことである。「人間とは何か」というテーマのもと、現代の文化人類学が直面する喫緊の問題を鋭くえぐり出す。
はじめに[編者]

●I 理論的展開
 第1章 北方研究の展開[煎本 孝]
 第2章 心の文化・生態学的基盤[山岸俊男]

●II 研究の社会的役割
 第3章 研究倫理と先住民族アイヌの人権[加藤 忠]
 第4章 北海道大学におけるアイヌ・北方文化研究とアイヌ新法の制定
                                  [中村睦男]

●III 地球環境問題と開発
 第5章 人類の生態と地球環境問題
       ― ポスト社会主義下におけるクジラの利用と保護[池谷和信]
 第6章 北方先住民の社会経済開発
                    ― カナダ・イヌイットの場合[岸上伸啓]

●IV 歴史性
 第7章 ポスト社会主義時代の人類学的北方研究[佐々木史郎]

●V 伝統の再構築
 第8章 アイヌ語研究の課題と展望[佐藤知己]
 第9章 文化復興から読む宗教と自然の意味
                   ― ハンティ、サハの事例から[山田孝子]

おわりに[編者]
事項索引

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加

同じジャンルの商品