世界遺産と地域振興

地域振興のツールとしての「世界遺産登録」と「観光開発」の可能性と問題点を現地資料や住民の生の声を詳細に分析することで明らかにし、真の地域振興とは何か、そして地域社会がこの諸刃の剣を自律的にコントロールしてゆくための途を考える。日本経済新聞（2008年1月16日水曜日・夕刊）の「エンジョイ読書　目利きが選ぶ今週の３冊」のコーナーで、井上章一氏により紹介されました。 日本経済新聞（2008年11月9日日曜日）の読書欄、「今を読み解く」で本書が紹介されました。「地域の自然資源や文化資源を持続可能な形で活用する新しい観光のあり方を具体的事例にもとづいて明らかにしている」（石森秀三氏・一部抜粋）

第一章　はじめに［山村高淑］
第二章　世界遺産登録と観光開発［張　天新・山村高淑］
第三章　交易と町並み［藤木庸介・北山めぐみ］
第四章　伝統民居とくらし［藤木庸介・柏原　誉・張　天新］
第五章　民族衣装の新潮流［北川恵美・山村高淑］
第六章　民族音楽のゆくえ［宗　ティンティン］
第七章　観光産業の創出と文化遺産の継承［山村高淑］
おわりに　［藤木庸介］
参考文献
図版一覧
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