現代日本の家族と社会保障
社会哲学研究者としての著者が最後に辿りついたテーマが「家族」と「社会保障」である。現代の家族を取り巻く状況を分析・整理し、内外における社会福祉・社会保障の歴史と現状を概観した上で、それぞれが直面している課題に批判的検討を加える。
●第I部 家族
第一章 現代の家族を取り巻く社会状況
― 揺らぐ親子関係の背景 ―
第二章 家族と社会の変容は人づくりにどう影響するか
第一節 問題
第二節 親子関係の変容
第三節 無規範化と子育て困難
第四節 学力低下と階層格差の拡大
第五節 総括と展望
第三章 子育て支援はなぜ必要か
第一節 公共性と子育てはどのように関わるか
第二節 子育て困難に関係する社会的要因
第三節 子育て困難と公共的支援の必要性
●第Ⅱ部 社会福祉・社会保障の歴史
第一章 欧米における社会福祉・社会保障の歴史
― 英国を中心に ―
第一節 社会保障とは何か
第二節 貧困者対策の歴史
第三節 社会主義の思想と運動
第四節 社会保障制度の成立
第五節 社会保障制度の現在
第二章 日本における社会福祉の歴史
― 前近代から第二次世界大戦期まで ―
第一節 社会福祉の時代区分
第二節 前近代における社会福祉
第三節 近代における社会福祉
第四節 現代前期における社会福祉
第五節 暫定的総括と展望
第三章 日本における社会保障の成立とその発展
― 第二次世界大戦の敗戦から一九八〇年代まで ―
第一節 社会保障制度の成立過程
第二節 国民皆保険・皆年金体制の成立
第三節 制度の変遷過程
第四章 日本における社会保障の現状
― 一九九〇年代から現在まで ―
第一節 一九九〇年代の社会保障
第二節 小泉構造改革以降の社会保障
第三節 総括
●第Ⅲ部 日本の社会保障制度の現代的課題
第一章 日本の社会保障制度を取り巻く状況
第一節 グローバル化時代の経済と社会保障
第二節 再生産レジームと家族の個人化
第三節 国家財政と社会保障
第四節 経 済・環 境・福 祉
第五節 人口ボーナスとその反動
第二章 格差・貧困・社会的排除
第一節 格差は拡大したか
第二節 貧困とは何か
第三節 社会的排除
第四節 ヤングの排除型社会論
第五節 セーフティネットの崩壊
第三章 社会保障制度はいま何を保障すべきか
第一節 労働は義務か
第二節 社会保障はだれに何を保障すべきか
第三節 負の所得税とベーシック・インカム
第四節 暫定的結論
第四章 日本の年金制度について
第一節 歴史的経過
第二節 現行制度の問題点
第三節 今後の年金制度はどうあるべきか
第一章 現代の家族を取り巻く社会状況
― 揺らぐ親子関係の背景 ―
第二章 家族と社会の変容は人づくりにどう影響するか
第一節 問題
第二節 親子関係の変容
第三節 無規範化と子育て困難
第四節 学力低下と階層格差の拡大
第五節 総括と展望
第三章 子育て支援はなぜ必要か
第一節 公共性と子育てはどのように関わるか
第二節 子育て困難に関係する社会的要因
第三節 子育て困難と公共的支援の必要性
●第Ⅱ部 社会福祉・社会保障の歴史
第一章 欧米における社会福祉・社会保障の歴史
― 英国を中心に ―
第一節 社会保障とは何か
第二節 貧困者対策の歴史
第三節 社会主義の思想と運動
第四節 社会保障制度の成立
第五節 社会保障制度の現在
第二章 日本における社会福祉の歴史
― 前近代から第二次世界大戦期まで ―
第一節 社会福祉の時代区分
第二節 前近代における社会福祉
第三節 近代における社会福祉
第四節 現代前期における社会福祉
第五節 暫定的総括と展望
第三章 日本における社会保障の成立とその発展
― 第二次世界大戦の敗戦から一九八〇年代まで ―
第一節 社会保障制度の成立過程
第二節 国民皆保険・皆年金体制の成立
第三節 制度の変遷過程
第四章 日本における社会保障の現状
― 一九九〇年代から現在まで ―
第一節 一九九〇年代の社会保障
第二節 小泉構造改革以降の社会保障
第三節 総括
●第Ⅲ部 日本の社会保障制度の現代的課題
第一章 日本の社会保障制度を取り巻く状況
第一節 グローバル化時代の経済と社会保障
第二節 再生産レジームと家族の個人化
第三節 国家財政と社会保障
第四節 経 済・環 境・福 祉
第五節 人口ボーナスとその反動
第二章 格差・貧困・社会的排除
第一節 格差は拡大したか
第二節 貧困とは何か
第三節 社会的排除
第四節 ヤングの排除型社会論
第五節 セーフティネットの崩壊
第三章 社会保障制度はいま何を保障すべきか
第一節 労働は義務か
第二節 社会保障はだれに何を保障すべきか
第三節 負の所得税とベーシック・インカム
第四節 暫定的結論
第四章 日本の年金制度について
第一節 歴史的経過
第二節 現行制度の問題点
第三節 今後の年金制度はどうあるべきか