近年の生命科学のめざましい発達に伴い、今日の社会を存立させている諸前提に変更を迫るがごとく大きな変容を遂げつつある「先端医療」について、社会学的な観点から定義と把握を試み、日本における展開の分析をめざす。最新の論考集。
はじめに
序章 先端医療、先端性、社会学 (黒田浩一郎)
第1章 脳死と臓器移植 (工藤直志)
第2章 出生前診断と選択的人工妊娠中絶 (美馬達哉)
第3章 新遺伝学 (村岡 潔)
第4章 生活習慣病 (佐藤純一)
第5章 ホスピス (福島智子)
第6章 インフォームド・コンセント (中川輝彦)
第7章 倫理委員会による研究審査 (土屋貴志)
索引