社会的宗教と他界的宗教のあいだ

見え隠れする死者

社会的宗教と他界的宗教のあいだ
著者 津城 寛文
ジャンル 哲学・思想・宗教
シリーズ 世界思想ゼミナール
出版年月日 2011/08/08
ISBN 9784790715368
判型・ページ数 4-6・288ページ
定価 2,860円(本体2,600円)
在庫 絶版

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宗教学は死後について語りうるか? ― 「公共宗教」と「近代スピリチュアリズム」をキーワードに、〈宗教と社会〉―〈宗教と他界〉という二つの主題群を一つの全体図の中に組み込むことを試みる。
序章 宗教研究の射程をゆるやかに確保する
  ─ 一つの糸口としてのケン・ウィルバー

■第Ⅰ部 宗教と他界
第1章 「スピリチュアル」に関する若干の考察
  ─ 「ヒーリング」に焦点を絞って
第2章 死者の位置付け
  ─ 比較宗教学と近代スピリチュアリズムのあいだ
第3章 死者の幻影
  ─ 民間信仰と心霊研究のあいだ
第4章 マイヤーズ問題
  ─ 近代スピリチュアリズムと心霊研究のあいだ

■第Ⅱ部 宗教と社会
第5章 公共宗教の観点から見た死者祭祀
  ─ 靖国問題と葬祭問題に焦点を絞って
第6章 宗教教育の二方向
  ─ 水平的多元主義と垂直的多元主義のあいだ
第7章 政教関係の一到着地点としての宗教弾圧
  ─ 大本事件に焦点を絞って
第8章 現代日本から見る終末論
  ─ 人的シナリオと神的シナリオのあいだ

終章 社会的宗教と他界的宗教をつなぐ
  ─ 一つの糸口としての死後生

注/あとがき/初出一覧/英文目次

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