ハイデガー『存在と時間』を学ぶ人のために
二十世紀の最重要哲学書『存在と時間』を解き明かす――新資料や新研究を取り入れつつ、従来とは異なった観点から解説した研究入門書。初学者にとって理解のネックになりそうな概念を正確かつ簡潔に捉え、独自の視点から深く掘り下げて詳説。
序 論 ハイデガーの根本的視座(宮原 勇)
第一部 存在と時間
第1章 存在の問いをめぐって
― アリストテレス、フッサールとハイデガー(有馬善一)
第2章 ハイデガーは「どのような仕方」で時間を問題にしているか(森 秀樹)
第3章 時 間 性
― ハイデガーとカント(安部 浩)
第二部 世界内存在
第1章 『存在と時間』における世界論の意義
― ハイデガーとシェーラーとの比較から(米持和幸)
第2章 眼前性の概念の多義性と問題系の変遷
― 事実性の解釈学から基礎的存在論へ(総田純次)
第3章 現存在と慮り
― フッサールの主観性概念との対比において(宇多 浩)
第三部 真理・自己・歴史
第1章 ハイデガー真理論の射程と限界(橋本武志)
第2章 『存在と時間』の哲学と真理論(鷲原知宏)
第3章 日常性の積極的意義
― 自己の本来性と非本来性の在り方の妥当性(山本與志隆)
第4章 葛藤する共存在
― 世界内存在における他者との共同性(梶谷真司)
第5章 歴史性概念の諸相(松本啓二朗)
文献紹介
第一部 存在と時間
第1章 存在の問いをめぐって
― アリストテレス、フッサールとハイデガー(有馬善一)
第2章 ハイデガーは「どのような仕方」で時間を問題にしているか(森 秀樹)
第3章 時 間 性
― ハイデガーとカント(安部 浩)
第二部 世界内存在
第1章 『存在と時間』における世界論の意義
― ハイデガーとシェーラーとの比較から(米持和幸)
第2章 眼前性の概念の多義性と問題系の変遷
― 事実性の解釈学から基礎的存在論へ(総田純次)
第3章 現存在と慮り
― フッサールの主観性概念との対比において(宇多 浩)
第三部 真理・自己・歴史
第1章 ハイデガー真理論の射程と限界(橋本武志)
第2章 『存在と時間』の哲学と真理論(鷲原知宏)
第3章 日常性の積極的意義
― 自己の本来性と非本来性の在り方の妥当性(山本與志隆)
第4章 葛藤する共存在
― 世界内存在における他者との共同性(梶谷真司)
第5章 歴史性概念の諸相(松本啓二朗)
文献紹介