統治される人びとのデモクラシー

サバルタンによる民衆政治についての省察

統治される人びとのデモクラシー
著者 パルタ・チャタジー
田辺 明生
新部 亨子
ジャンル 人類学・民俗学
出版年月日 2015/09/30
ISBN 9784790716693
判型・ページ数 4-6・306ページ
定価 4,400円(本体4,000円)
在庫 在庫あり

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デモクラシーの本質は「人民主権」ではない。
「統治される人びとの政治」である。線路から数十センチの場で生活する不法占拠者による政治とは。現代の民衆政治をポストコロニアルの視点から読み解く、サバルタン研究の最高峰。
中島岳志氏推薦。

著者紹介
◆パルタ・チャタジー
1947年カルカッタ(現コルカタ)生まれの政治学者・歴史学者。ポストコロニアル研究およびサバルタン研究の旗手の一人として世界的に名高い。現在,カルカッタ社会科学研究センター名誉教授(政治学)およびコロンビア大学教授(人類学および中東・アジア言語文化)。

訳者紹介
◆田辺明生
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授。博士(学術)。東京大学法学部卒。東京大学大学院総合文化研究科文化人類学専攻修士課程修了。著書に『カーストと平等性――インド社会の歴史人類学』(東京大学出版会),共編著に『南アジア社会を学ぶ人のために』(世界思想社)など。
◆新部亨子
翻訳家。京都大学法学部卒。グローバル総合金融サービス会社J. P. モルガン&カンパニー(現JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー)勤務を経て,主に産業翻訳に従事。
日本語版への序文
序文

第Ⅰ部 レオナード・ヘイスティングス・ショフ記念講義 2001年
第1章 異種混成的な時間のなかのネーション
第2章 人口と政治社会
第3章 統治される人びとの政治

第Ⅱ部 グローバル/ローカル 9.11の前と後
第4章 大いなる平和の後の世界
第5章 闘いの賛歌
第6章 セキュラリズムの矛盾
第7章 インドの都市は、ついにブルジョア的になりつつあるのか

あとがき
訳者解説
原注
訳注
参考文献
索引

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