近刊

音楽でケアする

福祉現場を動かすセッション

音楽でケアする
ジャンル 外国語・外国文学・芸術
出版年月日 2026/09/10
ISBN 9784790718161
判型・ページ数 4-6・240ページ
定価 2,750円(本体2,500円)
在庫 未刊・予約受付中

この本に関するお問い合わせ・感想

伊藤亜紗さん推薦
「ケアの土台をめざめさせる音、音楽する人々の息吹を寿(ことほ)ぐ言葉」


セッションがはじまれば、私たちは同じ世界で生きられる。 
自分の世界にたたずむ人々、かかわり方に悩むケアラー。
すれ違う現場で、みながセッションに巻き込まれ、ケアする人も救われる。
ズレとつながりが交錯する地点から、ケアとしての音楽療法を問う。


――「はじめに」より

このセッションで私は、
みんなで同じことをすることが「目的」だと思い込んでいた自分に気づかされた。

曲にのせられて、次の曲への期待感に身体が反応して、
いつの間にかそれぞれのノリだけれど一緒にやっている。

そして一緒に止まる。
それはすべてあくまで「結果」なのである。

やりたくない人ややりたくないときはしなくていい、
それぞれがそれぞれのタイミングややり方で参加すればいい、
というミュージック・ケアのセッションは、
障害の有無や年齢差から抜け出して、
ただその空間を共有できる喜びを思い出させてくれた。
はじめに

1章 ケアとしての音楽療法
 1 同じ世界に生きているという感覚
 2 音楽療法のはじまり
 3 音楽療法のさまざまなメソッド
 4 加賀谷式集団音楽療法/ミュージック・ケア

  コラム1  職業資格としての音楽療法士

2章 障害児・者や高齢者が生き生きする
 1 生活を共にする人との実践
 2 セッションにおける仕かけ
 3 セッションにおける駆け引き
 4 なぜ音楽なのか

3章 職員や親が巻き込まれる
 1 ほっとできるたのしい時間
 2 立場が吹き飛ばされる場
 3 生身の存在としての出会い

4章 施設の生活に音楽がかかわる
 1 法人主導で取り入れられたミュージック・ケア
 2 個人の実践から法人全体にひろがる輪

  コラム2  資格を給与に反映させる法人

5章 実践者が救われる
 1 ミュージック・ケアとの出会いが人生を動かす
 2 一人との出会いや一曲が人生を変える
 3 実践者として「救われる」指導と実践のあり方

6章 常識や権威を取り除く
 1 リモートセッションが取り除く威圧感や緊張感
 2 権威を映し出す
 3 既存の関係を映し出す

  コラム3  音楽療法は科学か芸術か

終章 相手のズレに巻き込まれる
 1 一体感とズレ
 2 ケアする人もケアされるのはなぜか
 3 関係性のケア

あとがき
参照文献
索引

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