会話分析の方法

行為と連鎖の組織

会話分析の方法
著者 エマニュエル・A・シェグロフ
西阪 仰
ジャンル 社会
シリーズ 単行本
出版年月日 2018/09/30
ISBN 9784790717232
判型・ページ数 A5・224ページ
定価 3,300円(本体3,000円)
在庫 在庫あり

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相互行為の基本組織の1つ、「連鎖」の組織を扱った「予備のための予備」。“発言の繰り返し”という何気ない行為の秩序を解き明かす「仄めかしだったと認めること」。会話分析の第一人者シェグロフによる2本の論考に、解説的訳注を付けた、新たな必読書。

――訳者コメント
 「会話分析が、相互行為研究の洗練された分析方法として確立してから、ほぼ50年。社会学の一分野から始まった会話分析は、現在、言語学、人類学など、様々な領域への広がりを見せている。
そのなかにあって、社会学の原点である「社会的行為」の組織に正面から取り組んだ2つの論文を訳出。会話分析の創始者の一人、エマニュエル・A・シェグロフによるこの2つのテキストは、会話分析の方法を学ぶのにも最適である。」(西阪仰)
予備のための予備――「質問してもいいですか」
  予備のための予備
  プレ・プレ再訪
  デリケートな行為の前置き
  探り出し
  注意の喚起
  プレ・プレ,物語の前置き,拡張された発話の問題
  「相互行為的である」とはどういうことか
  結  語
  引用文献

仄めかしだったと認めること――行為の経験的説明に向けて
  要  旨
  はじめに
  行為と諸々の行為
  諸々の行為を記述すること
  最初の気づきと謎
  データベースの構築
  解決の候補――仄めかしだったと認めること
  多様な文脈における繰り返しによる同意
  さほど明確ではない事例
  回避と不出現による証拠
  やり方(プラクティス)と行為の関係――1つの素描
  多様な出自
  何が引き出せるか――いくつかの考察
  原  注
  付  録――書き起こしの方法
  引用文献

 訳者あとがき
 索  引

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