グローバル/ジェンダー・ポリティクス

国際関係論とフェミニズム

グローバル/ジェンダー・ポリティクス
著者 土佐 弘之
ジャンル 法律・政治
シリーズ 世界思想ゼミナール
出版年月日 2000/07/10
ISBN 9784790708209
判型・ページ数 4-6・240ページ
定価 2,420円(本体2,200円)
在庫 絶版

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批判的社会構築主義の可能性を求めて ― ジェンダー的問題意識において社会科学中最も開拓の遅れた領域における新分析。グローバル化過程におけるジェンダー・ポリティクスについて、ウェストファリア・システムとその揺らぎの関連から考察する。
第1章 ウェストファリア・システムと家父長制の相補性
 1 ウェストファリア・システムの「権力-知」としてのリアリズム
 2 ウェストファリア・システム,近代家族と家父長制の三位一体
 3 戦争における家父長制的権力の欲望の眼差し
 4 家父長制的権力の非軍事化
第2章 新しい情報様式とウェストファリア・システムの変容
 1 テクノ・シニシズム/2 テクノ・オプティミズム
 3 テクノ・ペシミズム
第3章 戦時における性暴力の廃絶と<声/沈黙>の政治学
 1 権力,規範と国際人権レジーム
 2 国際人権レジームのジェンダー性とその再ジェンダー化
 3 従来の国際人道法等における「戦時における性暴力」の取り扱い
 4 国際人権レジームの再ジェンダー化過程の文脈で
第4章 セクシュアリティのグローバル化と国際人権レジーム
 1 「白人奴隷」問題とモラル・パニック
 2 人身売買・買春観光の政治経済的系譜
 3 モラル・パニック,再び?
 4 人身売買・買売春に関する議論
第5章 生殖をめぐる構造的権力の重層的関係と言説の変容
 1 先進諸国におけるバース・コントロール運動
 2 「第3世界における人口問題」の政治化
 3 ネオ・マルサス主義に対する「第3世界」諸国の抵抗と受容
 4 「南の女性」の声と支配的言説の変容
 5 プロ・ライフ運動に対する大連合とカイロ・コンセンサス
おわりに ポスト・ウェストファリア・システムの制度的基盤

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