ボランティアという人間関係

ボランティアという人間関係
著者 原田 隆司
出版年月日 2000/12/10
ISBN 9784790708490
判型・ページ数 4-6・172ページ
定価 1,650円(本体1,500円)
在庫 絶版

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ボランティアとは、人と人とが出会って新たな絆をつくりだし、ひとりではできなかった行動を可能にすることだ。無償性・自発性・公共性の三原則など、いつも同じ言葉で説明されてきた「ボランティア」に、これまでとは違う光を当てる。
序 章 ボランティアに向かう
 割れた茶碗、新聞の束/助けられすぎる
 私もすべきだった/「ボランティア拒否宣言」
第1章 過剰な意味づけ
 1 概念のふくらみ
 2 ボランティア三原則
  無償性/自発性/公共性
 3 比較による意味づけ
  行政との比較/企業活動との対比/生きがい
 4 過剰な意味づけと期待
  判断基準の違い/奉仕を求める/「ただ」か、有償か
 5 「ボランティア」を逃れる
  感謝されないもの/あたりまえのこと
第2章 一面的な理解の限界
 1 善か悪か 2 動機の限界 3 理想化
第3章 関係としてのボランティア
 1 ボランティア ― 関係の原理
  出会い/具体的な行動/違いがつくる部分的な関係
  関係のなかに入る新しい関係/短くて長い関係
 2 ボランティアの成立と継続
  関係への入り方/継続する
 3 ボランティアの意味
  「今ここで」成立している/異議を唱えて、外に示す
  微妙な関係/自問する
 4 関係とよび方の隔たり
第4章 絆
  自由/高邁な絆
終 章 ボランティアの可能性
  誠実ということ/関係からみえてくる自分/ボランティアの条件
後  記◆文  献◆索  引

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