日本の伝統美とヨーロッパ

南蛮美術の謎を解く

日本の伝統美とヨーロッパ
著者 宮元 健次
ジャンル 外国語・外国文学・芸術
出版年月日 2001/03/10
ISBN 9784790708612
判型・ページ数 4-6・244ページ
定価 2,200円(本体2,000円)
在庫 在庫あり

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キリスト教伝来から鎖国に至る約六十年間、日本人はあらゆる西欧文化に接触した ― 。南蛮趣味からルネサンス・バロックの手法まで、桃山・江戸初期の伝統建築に隠された西欧の痕跡をさぐる。茶室建築・桂離宮・日光東照宮など。図版多数。
序 はじめて遭遇した西欧文化の衝撃
第一章 近世教会建築を歩く ― 遺構を巡る旅
 京都の聖堂/南蛮寺の復元/イエズス会の布教戦略
 フランシスコ会の追撃/長崎の教会/平戸の教会
 島原・豊後の教会/宣教師の軍事計画
第二章 茶道とキリスト教 ― 侘びさびとマニエリスム
 信長と安土城/貿易港・堺/秀吉と西欧文化
 布教方針と茶室/南蛮屏風に見る茶の湯/茶道とミサ
 利休キリシタン説の真偽/禅宗とキリシタン
 高山右近/利休の高弟たち/妙喜庵・待庵/日本美の本質
第三章 小堀遠州と桂離宮 ― 「寛永文化サロン」の人々
 皇室とキリシタン/寛永期の宮廷庭園/遠州の石庭
 孤篷庵/遠州の露地/遠州の作法/遠州の茶室
 龍安寺石庭/桂離宮/桂離宮の創建者/桂離宮と堺
 七本の織部灯籠/キリシタン灯籠論争/桂離宮の作者
 桂離宮の美の発見劇/評価の変遷/修学院離宮
 宮廷庭園にみる二形式/曼殊院/銀閣寺/「きれい」という美意識
第四章 天下人たちの建築 ― 秀吉・家康と先端モード
 秀吉の都市計画/醍醐寺三宝院/西本願寺
 厳島神社/日光東照宮/東照宮のルーツ
 江戸城/書院造りとパースペクティヴ/二条城と西欧
COLUMN
 イエズス会/織田信長/豊臣秀吉/南蛮屏風絵図
 南 蛮/千利休/黄金分割/茶 道/書院造り
 ルネサンス・バロック/フランシスコ会
 八条宮智仁親王・智忠親王/マニエリスム
 後水尾院/パースペクティヴ/ヴィスタ
 作庭記/匠 明

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