アジア系アメリカ演劇

マスキュリニティの演劇表象

アジア系アメリカ演劇
著者 山本 秀行
ジャンル 外国語・外国文学・芸術
出版年月日 2008/10/20
ISBN 9784790713555
判型・ページ数 4-6・304ページ
定価 2,640円(本体2,400円)
在庫 在庫あり

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アジア系アメリカ人男性による演劇作品のマスキュリニティ表象を通して、アジア系アメリカ人における人種、ジェンダー、セクシュアリティの交差、マスキュリニティに依拠したアメリカニズム、およびアメリカ社会の問題点を浮き彫りにする神戸大学HP内「神大人の本」で、著者の山本秀行先生による本書の紹介が掲載されています。以下のサイトで記事をご覧いただけます。 神大人の本
まえがき ― 本書のねらい
序章 アジア系アメリカ人男性の演劇とマスキュリニティ

■第Ⅰ部 アジア系男性ステレオタイプに抗する演劇とマスキュリニティ
第1章 アジア系アメリカ人男性の失われたマスキュリニティ
― フランク・チン『鶏小屋のチャイナマン』

第2章 アジア系男性の非男性的ステレオタイプに抗して
― フィリップ・カン・ゴタンダ『ヤンキー・ドオッグ・ユウ・ダイ』

第3章 アジア系男性ステレオタイプとしてのブルース・リー
― エリック・マイケル・ジー『ドラゴン退場』、
  SLANT「ビック・ディックス、アジアン・メン」

■第II部 デイヴィッド・ヘンリー・ホワンの演劇とマスキュリニティ
第4章 オルタナティヴなマスキュリニティを求めて
― デイヴィッド・ヘンリー・ホワン『FOB』『踊りと鉄道』

第5章 イデオロギーとしての《アメリカン・ファミリー》批判
― デイヴィッド・ヘンリー・ホワン『家族礼拝』『金持ちの親戚』

第6章 人種・ジェンダー・セクシュアリティ《神話》の脱構築
― デイヴィッド・ヘンリー・ホワン『M.バタフライ』

第7章 オリエンタリズムを越えて
― デイヴィッド・ヘンリー・ホワン『大航海』『ゴールデン・チャイルド』

第8章 パフォーマティヴなアイデンティティ/ジェンダー
― デイヴィッド・ヘンリー・ホワン『ボンデージ』『チャイナタウンを探して』

■第III部 アジア系アメリカ演劇の新潮流とマスキュリニティ
第9章 《モデル・マイノリティ神話》に潜むマスキュリニティの不安とホモフォビア
― ダン・クワン『ナイスガイ師と壊れたタオ』『僧侶になるための易しい三つの教え』『ドードー・ワクチン』

第10章 アジア系男性のフェミニスト的まなざし
― フィリップ・カン・ゴタンダ『ヤチヨのバラッド』『ウィンド・クライズ・メアリー』

第11章 境界を越えるアジア系クイア演劇
― チェイ・ユウ『白磁』『他者の言葉』『ワンダーランド』

結び アジア系男性の新たなマスキュリニティの再定義/再構築へ向けて
補論 アジア系アメリカ演劇概観

あとがき
アジア系アメリカ演劇関係文献案内
引用・参考文献リスト
アジア系アメリカ演劇年表
索引

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