ヨーロッパ人類学の視座

ソシアルなるものを問い直す

ヨーロッパ人類学の視座
著者 森 明子
ジャンル 人類学・民俗学
出版年月日 2014/03/30
ISBN 9784790716204
判型・ページ数 A5・300ページ
定価 4,180円(本体3,800円)
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

現代世界に生きる人々は、何に共同性を求め、どのようなつながりに社会を見出しているのか。フランス・ドイツ・イギリス・スペイン・スウェーデン・エストニアを舞台に、改めて社会的なるものとは何かを問い直す、ヨーロッパ人類学の成果。
序章 ソシアルなるものへの関心とヨーロッパ人類学…森明子

第1章 社会をとらえなおす想像力
―フランス・プロヴァンス地方の農民の事例…中川理

第2章 パリ郊外から生まれ出ようとするもの
―今を生きる「記憶」のかたち…植村清加

第3章 新しいネイバーフッドの形成
―ベルリン・クロイツベルクの事例…森明子

第4章 社会的(ソシアル)な都市へ
―ドイツにおける移民の社会的統合と地域…石川真作

第5章 英国カントリーサイドのチャリティ
―理想の居住地における「コミュニティ」の変化…塩路有子

第6章 個人が切り開くソシアルの地平
―スペイン・ガリシアの地域文化コーディネーターの事例から…竹中宏子

第7章 地方社会集団の再編成と協同関係
―フランスの地方自然公園と地方文化団体…出口雅敏

第8章 社会的分断とソシアルの意味
―エストニアにおける社会統合の模索…小森宏美

第9章 北欧の「社会」と「国家」
―中間層の福祉、脱家族化と宗教…大岡頼光

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