村津蘭さんが『ギニア湾の悪魔』で澁澤賞を受賞されました!

村津蘭さん(東京外国語大学)が第51回澁澤賞を受賞されました。

受賞対象となったのは
『ギニア湾の悪魔――キリスト教系新宗教をめぐる情動と憑依の民族誌』(2023年)、

選考委員長は鏡味治也さん、選考委員は石井美保さん、中村沙絵さん、嶺崎寛子さん、山口裕子さんです。

澁澤民族学振興基金のウェブサイトにある推薦理由では、

「聖職者の按手が引き金となって悪魔や妖術師が信者に憑依し、神の火による攻撃でもだえ唸りながら語り始め、災因が特定されていく様子を…エンスキルメントが織りなす過程として見事に描き出している」

「著者が感じたことを綴った…エッセイは、フィールドで現地の人びとから感じる熱量に驚き、とまどいながらも惹き込まれていく民族誌調査者の立ち位置を浮かび上がらせ、現地の人の生きる現実への読者の向き合い方に手がかりを与える工夫として成功している」

などと評していただきました。

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