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『ちんどん屋の響き』が『図書新聞』で書評されました!
『図書新聞』(2024年1月20日)で、『ちんどん屋の響き』が書評されました。
評者は、立命館大学の垣沼絢子さん。
本書が説明するちんどん屋の音と営みについて、「履くために時間が必要なランニングシューズや革靴ではなく、「つっかけ」が似合う音。「聞こえた」瞬間に情動を動かし、人を動かす音」「資本主義と広告経済の中にいながら、「いいかげん」であることで、それらを脱臼させる」と紹介。
そのうえで、本書の副題にもある「つながり」を、「「個」と「個」のつながりではなく、「集団」のイデオロギーでもなく、ふらふらと、ゆらゆらと、地面にずっと足をつけて……人と人の間に軽い跡を書き残して去っていく、そのような人々の一瞬の「つながり」について、軽やかに、爽やかに、賑やかに、その本質を捉えた」と評してくださいました。
また、「読み上げやすいリズミカルな文章を維持しており、読者に軽やかさを体感させる」などと訳文にも触れたうえで、「ちんどん研究、ええのんあるで~。また見てな~」とちんどん屋さながらの軽やかな宣伝調で締めくくっていただきました。
▶図書新聞
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