装丁家・矢萩多聞さんと書店員・三砂慶明さんが『do-ya?』で対談されました!

大阪ターミナルビルが運営する『do-ya?』サイトで、『美しいってなんだろう?』の著者・矢萩多聞さんと『本屋という仕事』の編者・三砂慶明さんが、対談されました(2022.09.30公開)。

対談の場所は、京都の待賢ブックセンター。

第1回では、『美しいってなんだろう?』について、「「美」をテーマにした本の場合、美を定義することが多いように思います。ただし、本書では定義するよりも、美しい場所がどこにあり、その感情がどこから立ち上がってくるかを大切にされている」と、三砂さんより紹介していただきました。

そのうえで、「美しい本のかたち」へと展開する議論は印象的です。三砂さんは、自身が「美しいと感じている」こととして、「『千年の読書』では本を読む姿、『本屋という仕事』では、本棚の前でお客様が本を選んでいる後ろ姿」を取り上げたとし、「この風景にはどんな美しさも勝てない」と紹介。

これに対し矢萩さんは、「本と読者はとても対等」で、子どもの本選びを例に、「そのときふと手に取った本がその子にとって、必要な本なんだろうなって思います。公園で、かたちのいい石を拾ったときのような。きっと、その瞬間にしか選べない本ってありますよね」と応えています。

▶do-ya?

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