子どもをめぐるデザインと近代

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子どもをめぐるデザインと近代
著者 神野 由紀
ジャンル 外国語・外国文学・芸術
出版年月日 2011/03/31
ISBN 9784790715238
判型・ページ数 4-6・336ページ
定価 2,860円(本体2,600円)
在庫 絶版

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明治期の玩具収集熱の高まり、そして大正期以降の「子どもらしい」デザインの爆発的増加 ― 人々の消費欲を刺激してやまない玩具、衣服、家具、文具、菓子などを通して、子どものモノに向けられた大人たちの眼差しを読み解く。


●第1章 交錯する眼差し ― 子どもの発見をめぐって
1 近代的子ども観の芽生え
2 江戸趣味と玩具収集
3 市場における「子どもの発見」
4 「童心主義」の興隆 ― 大正後期の児童観

●第2章 商品化する子ども世界
1 子ども用商品をめぐる視座
2 郷土玩具から教育玩具へ
3 商品としての既製子ども服
4 イメージとしての子ども部屋
5 子ども用文房具の出現
6 子どもと洋菓子
7 消費イベントの創出

●第3章 モダニズムと子ども世界
1 家具装飾デザイナーの子ども観 ― 木檜恕一と森谷延雄
2 モダンデザインとなった子ども用品 ― 木材工芸学会と工芸指導所による開発
3 村山知義のイラストレーションに見る子ども観

あとがき
図の所蔵・出典リスト
人名索引
事項索引

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